ローレル=月桂樹
フランス語では、ローリエ、英語ではローレル以外にもスイートベイとかベイリーフとか言われております。
精油の商品名としても、いろんな名前でついている事があるのでやっぱり学名で確認して欲しい一本です。
学名は、Laurus nobilis
クスノキ科の放っておくとだいぶ背の高い木になります。
楠は日本には多いですから、日本の家庭の庭にもよく見かける普通の見た目の木です(個人的見解)
乾燥した葉っぱはとても良い香りを放ち、煮込み料理に投入する事が多いですね。
小さい頃はカレーに入っていると「肉かと思ったわ!チッ!」と言う印象が強いですが、今となっては親しみしかありません。
葉の香りと精油の香りは全然違う?
古くから葉の香りは料理や薬用に使われてきたもので、葉のスパイシーな香りは食欲をそそるような、料理が上手になりそうな、前向きな気分にさせてくれる香り。嫌いな方も少ないのでは?
葉の香りの方が馴染みがある方が多いので、精油の香りを嗅ぐと印象の違いを感じる方も多いです。
スパイシー感はなく、甘く優しいのにスッキリ感がある。
説明すると、全然分からないでしょう。そうでしょう。ぜひ、どこかでお試しください。
ちなみに、ムエットにつけたものをしばらく置いておくと、スパイシーさが顔を出してくる様に感じます。
精油の方も「嫌い」と言う方をあまり聞かない香りです。むしろ「好き」な方が多いです。
様々な使用方法がある精油
■感染症対策■
主要成分は、酸化物類(オキシド類)の1.8シネオール(イチハチシネオール)
ユーカリでも紹介したこの成分が、半分くらい入っており、この成分の得意なところ
・微生物(ウィルスや細菌)を弱めたり殺したりする
・呼吸器の不調を改善したり、働きを高める
・免疫力を上げていく
まさに、コロナ時代に素晴らしく使える一本になりますね。
フランスでコロナ感染された方へ使用した報告例もあります。単体ではないですが、その素晴らしい結果に心躍りました。
が、その方法は一般的な人が行う方法ではないです。なので紹介は避けます。ご承知おきくださいね。
そして精油は単一成分で出来ていないのです。
他の成分とお互いに協調しあい、抑制しあっているものですので、薬と同じ様には考えないでくださいね。
さて、感染症予防と言いながら、私は感染症予防へあんまり使わないです。なぜなら・・・
高いから
感染症対策は、比較的使用頻度高く使っていくものになると思います。
使い続けるには、コストって大事です。。。
■痛みのケア■
高いけどいざって時にもちろん使います。
その一つが、劇的に痛い時
私は運動大好きなのですが、たまに足首がおかしくなったとか筋肉がおかしくなったとか、
そんな時には、サードチョイスくらいまでには入ってくる(一番じゃないのかい!)
頼り甲斐のある、安定の一本。
痛みに強い成分も多く入っております。
感染対策に強い1.8シネオールは「抗炎症作用」も得意。湿布的な炎症をおさえる製品にも使われてます。
モノテルペン炭化水素類やエステル類も入っており、こちらはやはり「肉体疲労」が得意な成分たち。
そして見逃せないのが微量入っているフェノールメチルエーテル類
この成分は、肉体の痛みに非常に強いものが多いです。
全体的に「痛いの?オッケ〜、何とかするよ!」と言ってくれる仲間が集まっている。
と、私は勝手に思ってます。
■栄光に向かって■
月桂冠と言えば、お酒が先に出るのは日本人の証でしょう。
月桂冠とは月桂樹で作った冠。
かぶってるイラストとか教科書で見たことあるかと思います。それが月桂冠です。
古代ギリシャで行われていたオリンピア祭典競技で勝者の印に月桂冠を捧げました。
栄光や勝利、輝ける未来などの花言葉(厳密には葉言葉)を持つのがローレル。
その歴史的な使われ方もまた、私たちのサポートになります。
私の中で、テストと言えばローレル!
というくらい、集中したい時や頑張り時はローレルの香りを香らせています。
がんばれ自分!そんな時に力になってくれるのがローレルの香り。
よし!って時はすぐに思い浮かぶ強い味方です。
アレルギー体質の方は注意して
ローレルは万能精油の一つ。
持っていると、本当に便利な一本だとご紹介したい(高いけど)!
ただ一つだけ問題は・・・
アレルギー体質の方は注意
アレルギー体質の人は、反応しやすい成分が微量含まれているため注意が必要ですよ。
もし使って、赤くなった、ヒリヒリするなどの症状が出た場合は、石鹸で洗い流すなどしてその後はもう
使わない
*全て個人的見解です。精油は全ての人に同じ様に働くものではありません。